言わずと知れた、民生向けデジカメ第1号機です。この1台からデジカメの世界が拡がった、そのこと自体にまず拍手を送りたいです。
勤務先で備品として購入したものを借りてきて使ってみました。
今でこそカメラから顔を離して撮影するスタイルも一般的になりましたが、当時は違和感がありましたね〜。でもその場で撮りたい画像・撮った画像がリアルタイムに確認できるのは画期的でした。
カシオの開発陣もそこをアピールしたくて、あえて光学ファインダーをはずしたと聞きます。
それとCCD部分が回転して自分の顔が撮れる点も、電子カメラだからこその特徴です。でもあまり回して使う機会はなかったですね。
それ以外の絞りやフォーカス域は手動でした。
でも決して高画質ではないし、液晶モニターで確認しながらですからあまり困らなかったかも知れません。
画像記録方式はカシオ独自のCAM 形式と呼ばれるもので、別売のパソコンリンクソフトがないと一般的な.BMP、.JPGなどに変換できませんでした。しかし初のデジカメですから、多くのオンラインソフト作者が解析して対応しています。CAM
形式は輝度情報(グレースケール情報)は480×240あるのですが、カラー情報は160×120と少なく、これが「色のにじみ」を生じる原因になっているそうで、その点を考慮して作られたフリーソフトで変換したほうがきれいな画像が得られました。
とはいえ所詮はQuaterVGAの範疇での話ですが。